糖質制限ダイエットをするとなぜ痩せるのか？

痩せることができると評判の糖質制限ダイエットですが、なぜ痩せられるかについてちゃんと理解を深めておくと、より一層効果を高めたり、健康的に痩せられるようになります。

効果的である理由ですが、糖質制限ダイエットで摂取を控えることになる、炭水化物に原因があります。白米やパン、パスタなどの主食に代表される炭水化物は、太りやすいとされています。

炭水化物には単糖類であるブドウ糖が多く含まれます。これはショ糖などの少糖類、デンプンといった多糖類の糖質と同じ仲間です。

その他には、不溶性もしくは水溶性の食物繊維が含まれています。吸収されない食物繊維で太ることはありませんが、糖質は吸収が良く、太る原因を作り出します。

ブドウ糖が身体に入ると、血液中の血糖値が高くなります。血糖値が高くなるとインスリンの分泌が盛んになり、ブドウ糖をエネルギーとして使うようになります。筋肉や脳などの臓器の機能を働かせるためには重要な栄養素ですが、取りすぎれば脂肪として蓄積され、結果的に太ってしまいます。

糖質制限ダイエットを実践するとブドウ糖の摂取量が減りますので、エネルギーが不足しがちになります。足りないエネルギーの分は、身体が自動的に蓄積された脂肪から仕入れて使います。

脂肪燃焼を自然に促すことに繋がるため、肥満が解消され、ダイエット効果が得られるのが理由です。

割と簡単に痩せることができる糖質制限ダイエットですが、完全に炭水化物の摂取を断つのは健康を損なう危険がありますので、注意しましょう。

白米やパンなどの主食を減らしつつ、血糖値を上げる糖質が少ない食材を選んで必要なカロリーを増やすようにすると、比較的安全に実践できます。